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「Geekbench v6.1.0」がリリース〜「M2 Ultra」のベンチマーク比較には注意〜

「Geekbench v6.1.0」がリリース

 新型のiPhone、Macが登場したとき、ベンチマークのスコアが気になります。

 当然、ベンチマークの種類によって数値の出方にブレがあることや、ベンチマークスコア通りにパフォーマンスが発揮されないことがあることも承知の上で、やはり「指標」が欲しいと感じてしまうのです。

 

 昨年、M1 Ultra登載のMac Studioを購入した際は、「M1 Max搭載機との違いが見い出せない」というレビューが広がりました。確かに「Final Cut Pro X」等の本来は最もM1 Ultraの性能が発揮されるべき純正アプリで力が発揮されない…という珍現象がありました。
 ただ、私の使用環境ではDaVinci Resolve、CanonDPP等で、納得いく高速化が達成されています(詳細は過去記事をご覧下さい)。

 ベンチマークだけでは分からないパフォーマンスの実際を見せつけられた思いでした。

 

 さて、M2 Ultra搭載機も出たことで、先日はそのベンチマークの記事もご紹介したわけですが、この度「Geekbench6」の新バージョンがリリースされました。
 ただ、その数値の扱いには注意が必要なようです。

 

全バージョンとの比較はできない?

 記事によると、

カナダPrimate Labsは現地時間2023年06月07日、今年02月にリリースしたMacやWindows, Linuxおよびモバイルプラットフォームに対応のベンチマークアプリ「Geekbench v6.0」の最新バージョンとなる「Geekbench v6.1.0」をリリースしたと発表した

ということです。

 

 へぇ〜、Geekbenchの開発会社って、カナダの会社なんですね。
 さて、Apple Siliconでは、従来の「CPU」「GPU」という概念に加え、「NeuralEngine」等のAI学習面の性能に影響する要素も取り入れられています。技術革新のスピードも以前とは比較にならないほど何は素人の私でも感じられるほど。

 恐らくGeekbenchも、その流れをできるだけ早く取り入れるような配慮をしているのでしょう。

 

 しかし…。
 せっかく以前に取ったデータが新バージョンになると使えない、比較できない…というのは非常に痛い。
 「5」から「6」になったときでさえそのように感じましたので、同じ「6」というバージョン内で更に以前のデータを活用できないのでは、使い勝手の面で問題が生じるのでは…と考えてしまいます。
 実際、
「Geekbench v6.1のスコアはv6.0.xと比較してSingle-Coreスコアが最大5%、Multi-Coreスコアが10%ほど高くなる可能性があるとして、v6.0とv6.1のスコアの比較しないようコメントしている」
ということで、何だかなあ…と思ってしまいますね。

 

 また…。
 「5→6」のようなメジャーアップデートでは、アプリを買い直さなくてはならない…という問題も生じます。
 素人が実際にベンチマークアプリを使うのなんて、新しいPCを購入したときくらいでしょうが、やはり購入したとなるとベンチマークを試してみたくなるもの…。せめて数世代は無課金でバージョンアップできるようなシステムを取ってもらいたいものです。

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