MAZDA「CX-5」は2025年にEVを導入する?
毎日CX-60との生活を楽しんでおります。
このクルマを選んだ理由の1つが、
「今のうちにMAZDAのディーゼルを体験しておきたい」
ということでした。
これだけ世の中がEV化へと傾く中、敢えて大排気量のディーゼルを中心に据えてきたMAZDAの変態性にも大いに惹かれました。
今後、ラージモデルの第2弾としてCX-80が投入される予定ですが、MAZDAが命運を賭けた…と言われるラージモデルをディーゼル中心で考えていること自体が考えられないんですよね。
EUでは完全EV化に向けた動きに鈍化の兆しが見えているということもあり、今後の見通しは不透明ですが、それでもMAZDAもEV化からは目を背けてい入られないはず。果たして今後の見通しはどのようになっているのか?…というとは疑問に感じておりました。
そんな中…。
MAZDAの屋台骨を支える存在である「CX-5」にEV化の噂が立っています。
さて、MAZDA、間に合うのか?
電動化…、どのように進んでいくのか?
記事によると、
マツダが「CX-5」に電気自動車モデルを加える検討をしており、2025年頃に全面改良を実施してEVモデルを投入することが分かった
ということです。
まずもって、「2025年」というのは、CX-5のフルモデルチェンジが噂されている時期でもあり、そうなると、
「モデルチェンジを機に、これまでのディーゼル、ガソリンのラインナップにEVモデルを加える」
という戦略になりそうですね。
まあ、一般的に考えれば、
「遅すぎる!」
ということになるのでしょうが、俯瞰的に見れば、それよりも、
「EV車って、今後本当に浸透するの?」
という疑問の方が大きいのですが…?
現状、どうしても航続走行距離の短さは致命的に見えてしまいます。
街乗り限定であれば何とかなるでしょうが、それだけの為にクルマを購入している層はどのくらいいるでしょうか?
普段は街乗り…という方も、いざという遠乗りの時に大きなトラブルに遭遇してしまうようでは怖くて購入できない…と私なんかは考えてしまいます。
また、充電のためのインフラ整備がまだまだです。
いざというときに安心して充電できないのでは困りますし、まずもってそもそも、
「充電に時間がかかる…」
というのも致命的。これでは安心して遠乗りできない…というのが正直なところです。
これ、燃費が良いというディーゼルを推してきたMAZDAの思想とは真逆の立場のような気がするんですよね。そして、ただでさえ遅れているこの分野で、今後充電のためのインフラをメーカーとしてどのように提供していくのか?…ということも懸念されます。
世界中で急速なEV化に向けた限界が見えてくるのであれば、内燃機関の必要性も再評価されることになるでしょう。そうなるとMAZDAは時間稼ぎできることになるでしょうが、逆にEV化のスピードが落ちないのであれば、それこそ「間に合わない」ということになる可能性もあるでしょう。
「CX-5」のEVモデルがどのような位置付けになるのか、そして、どの程度売れるのか…ということがまずもって注目される点になるでしょう。
そして、これと同時に、他のディーゼル・ガソリン車の売れ行きとの関係性にも注視していきたいところです。
ガンバレ、MAZDA!