M3 Maxのベンチマーク登場!
M3シリーズのApple Siliconが同時に登場し、世間をあっと言わせました。ただ、それ以外にMacに大きな変更が加えられた訳でもなく、今回のイベントの必要性に疑問を投げかけている方もいるようです。
だとすれば、後は新型のM3系チップの性能次第。周囲を黙らせるほどのぶっちぎりの性能を示すのであれば、物足りなさを語っているユーザーを黙らせることができるでしょう。
今回は早速登場した「M3 Max」のCPUベンチマーク結果を見ていきましょう。
「M2 Ultra」並のCPUスコアをマーク!
記事によると、
M3に続き、新型16インチMacBook Proに搭載された、M3 MaxのGeekbench 6ベンチマークスコアが投稿された
ということです。
今回発表されたのが「シングル」「マルチ」のCPU性能の数値です。
その結果が以下の通り…。
まずもって、M3世代の「シングルスコア」の伸びが素晴らしい。
一般的なアプリはもちろん、写真現像アプリ等のグラフィック系アプリもこのシングルの力で押し切るタイプのものが多いわけで、日常使いにおいてはこの部分が重要となります。「3,000超え」ということで、インテルやAMDのチップと方を並べるものとなっています。
ただ、シングルについては、新しい世代のチップほど上がっていくものであり、M3のノーマルチップでさえ3,000を超えていますので、負荷のかかる作業において別の視点が必要となります。
そして「マルチスコア」においては、比較の対象が「M1 Ultra」「M2Ultra」ということになります。これには驚きました。
対「M1 Ultra」においては、完全に「M3 Max」が勝利し、そのスコアは「M2 Ultra」とほぼ同等といっていいものとなっています。
こと「CPU」ということを考えると、1つ前の世代の上位チップと肩を並べるということで、これは今後のチップ選びを難しくさせることになりそうです。
ただし…。
これがGPUを伴う作業になると話が変わってくるでしょう。今回のデータにはない「Metal」「OpenCL」のスコアが、「M1/2 Ultra」のスコアにどれだけ近づくのか…という部分が非常に重要ですね。
この部分においては、先日「Appleが大好きなんだよ」さんが予想していました。
この動画の中での予想数値がこちらです。
Appleが発表している性能向上率を基にしているようで、これによると、
「Metalの数値が、M1 UltraとM2 Ultraの中間あたり」
という結果になるようです。
何と、ここでも「M1 Ultraを超えてくる…」というのです。
チップの価格差、「Ultraは性能高すぎ?」という感覚等を勘案すると、もはや「Max」を狙っていくのが賢いのでは?…と思えてきます。
私は現状、M1 Ultra搭載のMac Studioを利用しています。
当然このままで十分なのですが、チップ性能面ではM3 Maxの方が優れているのでは?…という現実や、シングルスコアの伸びや新たな技術に対応していることを加味すると、
「M1 UltraからM3 MaxのMac Studioに買い替え、今後はMaxチップを1世代飛ばしで購入していく」
という考え方がいいのでは…と考えています。Ultra、相当お高くなりそうなので…。
さてさて、実際のGPU系ベンチマークや、レビュー動画・記事が非常に気になります。