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今後どうなる? iPad売上大幅減も、シェアはキープ!〜業界のタブレット不振が際立つ〜

iPad売上大幅減も、シェアはキープ!

 先日、Appleの第4四半期(2023年7月〜9月)に関する記事をご紹介しました。

 全般的には稀に見る不調。その中でもMac、iPadの不調ぶりが際立っていました。

 

 Macは、新年早々「M2 Pro/Max」を投入したものの、歴史的な不人気だったようです。M3と同時に「M3 Pro/Max」を投入したのも、Mac売上増に向けてのカンフル剤という見方が有力です。Appleとしては珍しく相当あせっている印象を受けますね。

 そして…。
 そのカンフル剤さえ打てないほどの重傷ぶりを感じるのがiPadです。なんせ、2023年は「新機種ゼロ」。これでは売れるはずもありません。

 

 しかし…。
 それでもタブレット市場の中でのシェアは変わっていない…という記事が来ています。際立つのはタブレット全体の不振ですね。

 

iPad復活のためには?

 記事によると、

AppleはiPadの出荷台数は公表していませんが、調査会社IDCによると、2023年第3四半期(7月〜9月)にAppleが出荷したiPadは1,250万台で、前年同期の1,470万台から15.1%減少した

ということです。

 前回の業績発表の記事では「売上高ベース」のデータとして、iPadは「−10.2%」という数字が上がっていました。

 

 出荷台数よりも売上高の落ち込みが低い…ということは、無印よりも「Air」や「Pro」といった高価格帯のiPadが比較的売れているということなのかもしれません。

 まあいずれにせよ、「iPadが売れていない」という事実が顕著に表れています。

 

 ただし、

IDCの調査データによれば、2023年7月〜9月期のAppleのタブレット市場におけるシェアは37.5%で、前年同期の37.9%からわずか0.4%の微減にとどまっている

ということも付け加えられています。

 じり貧のはずのiPadのシェアが下がっていない…ということはすなわち、
「タブレットそのものが売れていない」
ということに他なりません。

 

 上の表を見ると、第2位となるSamsungの落ち込みがひどいことになっています。
 また、昨年同期ではシェア3位だったAmazonが何と「半減」。何が起こったのか?…というレベルの減少です。

 そして予想通り、タブレット市場全体で見ても、「14.2%」の売上高減少となっています。

 

 個人的に、「タブレット」という端末には大きな魅力を感じています。

 ただ、昨今のiPadを見ていて感じるのは、
「目新しさが感じられないのに端末の価格が高騰している…」
という悪循環です。

 モデルチェンジの目玉は「チップの載せ替え」なのですが、そもそも高性能チップだからできるようになることさえも明確にならない不透明なモデルチェンジが続いてる印象が強いですね。
 これでは買い換えの意欲が湧きません。

 私も「M1搭載iPadPro12.9インチ」ですでに十分であり、M2版には興味が湧きませんでした

 

 今後を考えても、ユーザーの心を掴むような「ブレイクスルー」は難しそうです。
 OLEDの搭載だって、それだけでは「miniLEDで十分」というユーザーの心を揺さぶることにはならないでしょうし、何せ端末価格がえげつないことになりそう…という予測が付きます。

 

 Apple Pencil3との連携で、これまでにはなかった体験ができるとか、これまでにはなかったサービスを新型iPadで利用できるようになる等の「驚き」が必要でしょうね。特に廉価版のiPadでできることを増やして行かないと、高級機路線ばかりではいずれ息切れすることになるでしょう。

 

 ただ…。
 タブレットというジャンルそのものに関しては行き詰まりを感じることも事実…。

 Appleとして「秘策」をもっているのかどうかが非常に気がかりです。
 もし今後の見通しがないのであれば、現状のじり貧状態が今後も続いてしまうような予感がします。

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