Apple自社製バッテリー搭載でApple Watchの駆動時間が延長?
近年、Apple Watchの進化がなかなか進みません。
昨年の「Ultra」のような新規モデルの発表もなく、恐らく今年のApple Watchの売上は相当落ち込むのでは…と考えています。
それでも、Apple WatchはApple製品ユーザーに相当広がっており、「なくては困るもの」になっていることは事実です。とすれば、買い換えのタイミングが遅くなっていく…ということになるのかもしれません。
そして、「進化」もあまりありませんが、「弱点をつぶす動き」もなかなか発動しませんね。
本部録でも再三取り上げているのが、「ノーマルモデルのバッテリー持ちの悪さ」です。「Ultra」並とは行かなくても、せめて現在の1.5倍程度駆動してくれたら随分話は違うのですが…。Ultra、軽く2倍以上もバッテリーがもちますので、別次元の安心感です。
そんな中…。
いよいよそんなバッテリーの心配を根本的に解消する動きが始まるかもしれません。
Apple、自社製のバッテリーを製造か?
ノーマルモデル最大の弱点が無くなるかも…
記事によると、
Appleは、性能と安全性を向上させた自社設計のバッテリー開発を行っていると、韓国メディアET Newsが報じた
ということです。
記事ではこのバッテリーについて、
「容量の増加、充電時間の短縮を実現しつつ、膨張を防ぎ安全性を向上させることを目的として開発される」
としています。
技術的なことはよく分かりませんが、
陽極の材料としてカーボンナノチューブ(CNT)を、また、陰極の材料として黒鉛に代わり新素材を用いることを検討している
とのことです。
恐らく今後のAppleデバイスにおいても、筐体を大きくすることになる「バッテリー容量」を増やす…という選択肢は考えづらいですから、当然狙うのは、
「できるだけ容量を小さくし、その上容量が大きい(あるいは発電効率のいい)構造」
ということになるでしょう。
EV車の分野でも、「次世代リチウムイオン電池」あるいはそれに変わる素材のバッテリーが求められてます。大容量、充電速度アップ、放電しない、低温に強い…等、求められるべき項目は多岐にわたりますね。
今後、「新型バッテリー」が生み出されたなら、それこそ「ブレイクスルー」とも言える技術や製品がどんどん登場することになるはず。
この「新型バッテリー」の分野で、Appleは先駆者となれるのか?
ただ、「自社製」と言うとどうもマイナスの印象が強いです。
「モデム」「ディスプレイ」等々、噂にはなるが、いつになっても出てこない代物ばかりが思い浮かぶのは私だけでしょうか?
MacやiPadの低迷が叫ばれる昨今です。スマホの供給具合を考えるとiPhoneだってそれほど明るい未来は存在しないでしょうから、やはり「新機軸」の構築は不可欠ですね。
何とかしないと、Appleとはいえ、時代の波に飲み込まれる可能性が高いです!