Mac用日本語入力プログラム「ATOK→かわせみ4」へ完全移行を決意!
先日、Mac専用日本語入力プログラム「かわせみ4」リリースの記事をご紹介しました。
これまで長年使用してきた「ATOK」は、いわずとしれた最高峰のIEMであることは間違いありません。
しかし、前回の記事にも書いた通り、他のIEMよりも高機能な分、変換速度がほんのちょっとだけ遅れる傾向にあります。ATOKだけ使用している分には気になりませんが、いったん「Google日本語入力」や「Apple純正日本語入力」を使用するとその遅さに気付いてしまいます。
また、賢い分、以前の入力を参考にしてふさわしくない語句を選択したりすることも多く、逆に「なぜこんな言葉を選ぶ?」と疑問に感じるような誤変換をすることもありました。
「違和感」です。
賢いはずのATOKが先回りしすぎて逆に違和感を生む…という印象。
そんなときに現れたのが「かわせみ4」。
ATOK程賢くはないのかもしれませんが、十分な性能を有した上に、入力時のインターフィスや変換の癖に、「Google日本語入力」や「Apple純正日本語入力」のような引っ掛かりを感じません。
ということで…。
これをもってATOKから「かわせみ4」へと完全移行することを決意しました。
変換速度アップ、煩わしい誤変換減
いくら軽快とは言え、肝心の文字変換の精度に問題があっては話になりませんが、私の用途では全く問題ありません。
もちろん、変換候補として表示される言語はATOKの方が豊富である印象はありますが、それが必要か…といわれれば、そこまでしてくれなくても…というのが実際です。単語登録で対応の仕様もありますし。
当然、「かわせみ4」の導入直後はIEMの学習が完全ではないため、これまでの長年の蓄積があるATOKよりもこちらが期待する言葉を選択する割合は低めですが、時間を追うごとに「かせわみ4」が私の必要とする言語を学習してることを体感できます。明らかに次第にヒット率が上がってきました。
また、ATOKに登録した辞書の引き継ぎも当然行えますし、変換の仕方についても「ATOK風」を選択できるため、移行に伴う操作性のデメリットは皆無です。
手書き入力等の付加機能もそれなりに充実しており、私としては必要十分に感じます。
さらに…。
ATOKで感じていた「賢すぎるゆえの変な誤変換」は明らかに少なくなったように感じます。前後の文脈を考えた言語選択という部分ではATOKがわずかにリードしているように感じますが、それよりも意味不明な変換の方がストレスになっていましたので、かわせみの変換精度には問題を感じません。
変換スピードはかなりいい感じ。
キーボードを打てば入力が完了し、スペースキーを押すとともに変換が終了している…という爽快感が最高です。HHKBとの組み合わせで気持ちよさが一段階向上した印象を受けます。
Mac1台について一つのライセンスが必要ということで、MacBook proでもiCloud上で辞書の共有をしながら使いたいので、「ファミリーパック」(3台用)のライセンスキーを購入しました。
ライセンスキーが3つ表示されており、それらを各Macごとに入力します。
即完了!
合わせて、「ATOK」のサブスクは解約…。
数十年に渡って付き合ってきたATOKともさよならです。
今後、さらに自分好みのIEMにできるよう、「かわせみ4」を育てていきたいと思います。