iPhone17 Pro搭載「A19 Pro」/Mac「M5」はTSMCの2nmプロセスを独占する?
先日、「TSMCの2nmプロセスチップ開発は順調」という記事をご紹介しました。
3nmへの移行は結構手間取りましたので、「本当か?」という疑念も湧いてきます。
ただ、この「Apple + TSMC」というタッグが機能するのであれば、Appleの優位性が保たれることに繫がるのは明らか。そして、このタッグが成立するためには、TSMCが世界に先立って先進技術を順調に形にすることが重要となってきます。
そんな中…。
2025年、2023年に行われたような戦略が繰り返されることになるのでは?…という記事が来ています。
またまたAppleが独占するのか?
2025年はApple独占?
記事によると、
2025年に半導体の量産を開始するTSMCの2nmプロセス「N2」で最初に製造される製品は、Appleシリコンになるようだ
ということです。
2023年、世界で初めて実機搭載されることになった3nmプロセスルールのチップは、Appleの「iPhone15 Proシリーズ」「Mac M3チップ」のみであり、他メーカーの利用は2024年まで待たなくてはなりませんでした。
当然この間のチップ性能という面ではAppleが恩恵を受けるわけで、明らかに戦略的にAppleとTSMCがタッグを組んでいることになります。
今回の記事では、この「タッグ」が、次世代2nmプロセスルールのチップにおいても適応される…というのです。
これまでも両者の蜜月ぶりを散々見せつけられて来たわけですが、今回のような「特例」が一度きりでなく、今後も…ということに驚きを感じます。
となると、2025年秋には、「A19 Pro」「M5/M5 Pro・Max」が登場するのか?
ただ、Mチップに関してはこの間に「M4」が挟まるわけで、非常にタイトなチップのアップデートになるのが気になります。
2026年にずらしてしまっては他メーカーとの競合も考えなくてはならなくなるため、無理をしてでも2023年同様に新型Macを投入することになるのでしょうか?
以前は、「Mチップは18ヶ月ごとの更新」という考え方だったようですが、果たしてどうなるでしょう?
また、2nmプロセスを利用することによる性能アップに関しても予想されています。
ただ、これを見ると、それほど大げさな性能アップにはならない…と見るのがいいでしょう。
この度のA17 Pro/M3チップにしても、我々が期待したほどではなく肩透かし感もありました。省電力性に関しては裏切られた感もありましたし…。
チップの世代に踊らされないようにしないと…と考えたのは、恐らく私だけではないはずです。