やっぱり「MicroLED」って凄いんだな…という話
米国で発売されたApple Vision Pro。様々なレビューが報告され、話題を呼んでいます。
中国では数ヶ月以内に発売されるのでは?…という情報も飛び出し、いよいよ米国以外の国での動向も気になる時期になりましたね。
そして、「Apple Vision Pro」というビッグタイトルの中で埋もれている感がありますが、搭載されている「MicroLED」は、Appleデバイスでは初搭載の未来の技術です。
これまでも本ブログではOLEDの後継技術となるこの「MicroLED」に関して何度も記事にしておりますが、価格、歩留まり等の壁が高く、Apple Vision Proという超高価格端末でようやく搭載…という事実に、
「まだまだ先は遠そうだな…」
と感じている今日この頃です。
そんな中…。
そのMicroLEDの映りが凄い…という記事が来ています。
これはエグい!
「iPhoneの50倍」のピクセル数!
記事によると、
デバイス分解で知られるiFixitがAppleの複合現実(MR)ヘッドセットVision Proの分解を試みたところ、同機のマイクロOLEDディスプレイの画素密度は非常に高く、3,386 ppiであることが判明した
ということです。
この数字だけ見るとピンときませんが、
「iPhone15 Pro Maxは1,290 x 2,796ピクセルで、画素密度は460 ppi」
という数字を見ると、正に桁違いだということが分かりますし、
「Apple Vision Proのピクセルは左右2枚のディスプレイに2,300万個が詰まっており、iPhoneのピクセル1個に50個がフィットする」
ということを知ると、更に愕然とします。
「iPhoneのディスプレイ=高精細」というイメージが定着している中、ちょっと頭の中がバグりそうな数値です。
そして…。
これを画像で見ると更に頭がバグります。
iPhoneやApple Watchって、目を近づけるとドットが見えたりするわけですが、MicroLEDでは無理でしょうね。
そのくらいのドットの小ささに感じます。
こりゃ映りの評価は高いわけです、Apple Vision Pro。
試してはみたい…。
でも高い…。
実用性もまだまだ…。
いろいろな面で、早くこなれないかなぁ…。