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HiFiMAN「Svanar Wireless LE」で最終決戦③〜取って出しの音質評価編〜

HiFiMAN「Svanar Wireless LE」取って出しの音質評価編

 GEMINI IIの対抗馬として、HiFiMAN「Svanar Wireless LE」を購入し、検証しています。

 これまで、「機種選択・到着編」「外観・ペアリング編」と来まして、本日が肝心要の「取って出しの音質評価編」となります。

 

  さて、いざ勝負!

 

生音感満載の解像度バリ高機! 中・高音の威力が凄い

 一聴して感じたのは、
「これは高く評価されるのがわかる…」
という納得感。

 以下に、自分なりの分析を書いてみたいと思います。あくまでも私にとっては…ということですので、ご承知おきを。

 

全域で解像度バリ高。AVIOT「TE-ZX1」よりも上。しかも粒立ちが際立っており、一つ一つの音がくっきり、はっきり聴こえる超美音。

◎〇△中・高音寄りの傾向。これは私の耳とイヤピースとの相性にもよるかもしれないが、普段はiPhoneのイコライザ設定を「低音を減らす」から動かしたことが無い私でも「オフ」に切り替えなければ行けなかったほど。ここが本機の評価の分かれ目。

△高音の伸びは素晴らしいのだが、私の耳にはややキンキンして刺激的に聴こえる。もう少し上品にならして欲しい。ただ、高音好きの人には唯一無二となるかもしれない。

△解像度バリ高、高音強めの音傾向故、聴き疲れする。これも個人差が非常に大きい部分だと思われる。

◎ただし…。本機のおもしろいところは、低音が非常に上質であると言うこと。中・高音中心の音ではあるが、低音の締まり・響きは最高クラスで、その質感は非常に高い。全体がもう少し低音寄りの構成であれば、私にはもっとしっくりきたのだが…。逆に言えば、低音の量はそれほど必要なく、質の高い音で支えてくれればいい…という考え方であればやはり最高の選択となるかも

 

◎音場は非常に広い。GEMINI IIの音空間がちっぽけなものに感じるほど(ただし、GEMINI IIの音はそれでも心地よさを感じる不思議感がある)。広大に感じた「TE-ZX1」よりも広い。もちろん横方向は抜群に広く、本機はそれに加えて奥行き感が明確に感じられる。

◎音場が広いことに加え、定位が非常にしっかりとしている。これもGEMINI IIよりも数段上。当然それらの音が解像感たっぷりのキラキラした音を奏でるため、分析的に聴くことも十分できる。それでいて「モニター」と断言できない絶妙な心地よさをもつ音に仕上がっている。

◎GEMINI IIよりも音に対する反応がきびきびしている印象。スピード感のある音を鳴らす。

 

 いや〜、素晴らしいです!
 リスニング系のゆったりとした音ではありませんが、それでいてモニター系の冷たい音でもありません。生音感たっぷりの非常に上質な音。

 煌びやかな音が好きな人はたまらないイヤホンなのではないでしょうか?

 ただ、低音重視でゆったり目の音が好みであれば、この特性はやや刺激に感じる方もいるはず。私はあえて「AAC専用」として「LE」を購入して、それでもこの評価ですので、恐らくLDAC対応の「Svanar Wireless」では高音強すぎでマイナス評価になっていたかもしれません。

 まあ、それを加えても抜群の個性と性能をもったイヤホンであることは間違いありません。ピントが合えば正に有線高級イヤホンクラスにもなり得るかと…。

 

 ただし…。
 この「Svanar Wireless LE」は、イヤピース選択が肝になりそう…。
 上記のレビューも、前記事でご紹介した「かじかじさん」が薦めていたあるイヤピースを装着した際のものです。

 それ以外では更に高音が目立つ音になっておりましたので…。

 

 次回は「イヤピース選択編」です!

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