DJIがミラーレス機に参入?
カメラ、特にスチルをベースとするミラーレス一眼機においては、長年日本の企業の独壇場です。
キヤノン、ソニー、ニコン、富士フイルム、オリンパス等、フィルムカメラ時代からの財産はデジタル時代になっても連綿と受け継がれているようです。
最近はLEICAの勢いも増していますが、AFなし、単焦点のみのMシリーズがメインとなるLEICAはその価格もあって「別枠」と捉えていいでしょう。
最近はスマホの普及とスマホカメラの優秀さから、一眼カメラの賞味期限はいつまで?…という話題も出てきているようですが、一眼カメラ業界におおける日本企業の独占状態はこのまま続くのでは…という見方が強かったのも事実です。
しかし…。
ここに来て驚くべき記事が…。
あの「DJI」がミラーレス業界に参入する?
DJI is teasing a “mysterious” new product! And it might finally be a new mirrorless camera? – DJI-Rumors
日本メーカーの独占に風穴を開けるか?
記事によると、
2025年1月2日にDJIの公式サポートチャンネルが、ソニー、キヤノン、ニコンといった老舗メーカーに匹敵する新しいミラーレスカメラを発表するのでは…と思わせるような発表を行った
ということです。
具体的には、あるフォロワーからの「2025年にDJIのミラーレスカメラは登場するのか?」という質問に対し、
「関心をお寄せいただきありがとう。近日中に発表予定の謎の新製品に注目して欲しい。詳細は発表日に明らかになる」
と返答したというのです。

「ミラーレスカメラ」に関する質問に対して、全く異なる品種の登場を匂わせると言うことはないでしょうから、DJIからのミラーレス機発売が間近なのでは…と考えてしまいますね。
事件です。
DJIと言えば、それまで強かったGoProの勢いを完全に奪ってしまうほどに伸張している小型アクションカム、ドローン、小型動画カメラに特化したメーカーです。
その躍進ぶりには目を見張るものがあるわけですが、その勢いのままにミラーレス業界に殴り込むとなると、当然一波乱ありそうです。
そして、記事を読むと今回の情報があながちあり得なくもないことがわかります。
というのも、
「DJIはLマウントアライアンスの一員」
という事実があるようなのです。
ということは、DJIがミラーレス本体のみを生産し、シグマやパナソニック、その気になればLEICAレンズを活用することができることになります。

想像するに、キヤノンやソニーのようなAF爆速という何でも撮れるタイプではなく、性能的には中庸でありながらコンパクトな動画とスチルのバランスのよい機種…というあたりでしょうか?
記事には「ソニー製センサーを活用」と書いています。解像度はどれくらいを狙うのかにも注目です。
動画用カメラのジャンルで一気勢力を伸ばしてきたDJIですので、どのようなアイデアでミラーレス業界に打って出るのか、非常に興味があります。
そして、DJIの参入が、既存の日本メーカーにどの程度の影響を与えるのか…という点にも注目ですね。
「近日中」だそうです。
待ちきれませんね!