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50おやじが,お気に入りについて気ままにつぶやくページです。

M3 Ultraは専用設計に?〜「Max × 2」から卒業で発熱・効率性を改善? それでもExtremeは「M3 Ultra × 2」の矛盾〜

M3 Ultraは専用設計に?

 「M3 Pro/Max」がM3と同時投入されたことで、「Mac Studio」への「M3 Max」投入の遅れが気になります。

 まあ、Mac Studioに関してはM3 Maxだけではなく「M3 Ultra」の搭載を考えなくてはなりませんので、多少のズレは覚悟しているのですが、それにしても「M3 Maxの旬」がどんどん過ぎていくことだけは確かです。

 

 そんな中…。
 「M3 Ultraはこれまでの構造とは異なる専用設計になるのでは?」
という記事が来ています。 

 「M3 Extreme」誕生の布石か?

 

「Max × 2」から卒業で発熱・効率性を改善?

 記事によると、

M3 Ultraは専用設計品となり、新たにインターコネクトが搭載されるとの予想が伝えられた

ということです。

 

 ご存知のとおり、ここまでのMac用Mチップは、

基本となる「M〇」チップを拡充される形で「M〇 Pro」「M〇 Max」チップが製造される

という基本路線を辿ってきました。

 

 そして、

「M〇 Maxを二つ連結されることで誕生したのがM〇 Ultra」

です。
 更に、

「M〇 Ultraを二つ連結されることで"M〇 Extreme"という更なる高性能チップが誕生」

するはずでした。

 

 しかし、ここで大きな問題が二つ立ちはだかっているようです。それは、

①M〇 Maxを二つ連結するだけでは、単純に「2倍」の性能を発揮させることはできない(効率性が落ちる)
②Ultra×2の構成にすることで、発熱が大きくなる

ということ。

 「①」に関しては、UltraがMax以上の性能を発揮する場面が非常に限定的であることや、ときにはMaxの方が性能が高いことさえある…という矛盾が数多く報告されていますね。

 また、「②」に関しては、この発熱が原因でMac Proに「M2 Extreme」の搭載を諦めざるを得なかった…ということのようです。

 

 今回の記事の「M3 Ultraが専用設計」という内容は、問題①をクリアにするために、マルチダイ設計を取りやめる…ということなのでしょう。
 もしこれがうまくいくと、単純にMax以上の高性能チップが誕生しそうですね。

 

 ただ…。
 「Extreme」は結局「Ultra × 2」というマルチダイ設計になる…ということですので、Ultraと同じ歴史を繰り返すのでは?…という疑問は湧きますね。

 

 さて、6月のWWDC周辺での登場が噂されている新型「Mac Studio」「Mac Pro」。
 一体どのようなチップを搭載し、どのような性能を披露してくれるのか?

 そして、「Extreme」の登場はあるのか?

 

 楽しみに待ちたいところです。

Mac用ストレージユーティリティ「DaisyDisk」が「4.3」にバージョンアップ

Mac用ストレージユーティリティ「DaisyDisk」が「4.3」にバージョンアップ

 以前、Mac用のディスククリーニングアプリとして「BuhoCleaner」をご紹介しました。

 

 「CleanMyMac X」よりも「BuhoCleaner」の方がディープにクリーニングしてくれる…という印象はその後も変わらず、現在もこちらを使用しています。

 Windows用のソフトに比べるとMac用はそもそも種類が非常に少なく、特にフリーのユーティリティ系においてその傾向が顕著であることは明らかです。

 しかし、Macは非常に歴史の長い定番のアプリが多く揃っており、それらが順調に進化を遂げている…いう印象が非常に強いですね。

 

 また、個人的に全く知らなかったアプリが非常に秀逸であり、そのアプリを導入するときには、大きな喜びを感じることができるのもMacユーザーの特権とも言えるでしょう。

 今回はそんなアプリ、Mac用ストレージユーティリティ「DaisyDisk」について…。

 

Mac内のデータのありかを集約 クラウドデータも…

 記事によると、

ウクライナのSoftware Ambience Corp.は現地時間2024年03月21日、The Best of Mac App Store 2015などを受賞したMacのストレージ使用量や占有率を把握できるディスクユーティリティ「DaisyDisk」をv4.30へアップデートし、Big Sur以降の新しいアイコンテンプレートに沿ったアイコンを採用したと発表した

ということです。

 

 とりあえず「お試し版」をインストールして見ました。
 このアプリ、簡単に言えば、Macのストレージのどこにどんなデータがあるかを集約して表示してくれるものです。

 

 またその上で、必要ないと判断したデータを本アプリのウインドウ内で削除までできるという優れもの。いちいちファインダーを開いてデータのありかを探すという手間が省けるわけです。

 

 更にこのアプリは、Mac内蔵のストレージだけでなく、USBで接続されている外部ストレージや、クラウド内のデータまでその影響力が及びます。

 

 ストレージやクラウドの容量を気にしながら使ってるユーザーからすると、「BuhoCleaner」のように不要なデータを削除してくれるアプリと、「DaisyDisk」のようにユーザーが自己選択で積極的にディスク内の容量を調整できるアプリを活用することは、精神的な安心感にも繫がりますね。

 

 さて、購入するとなると「1,500円」の買い切り制。
 サブスクでないのは安心できます。

 さて、どうする?

iPad ProのminiLED終了で考える「OLED」の混沌〜OLED化、遅れそうです!〜

iPad ProのminiLED終了で考える「OLED」の混沌

 もうすぐOLED搭載のiPad Proが登場するようです。

 Pro Display XDRを除けば、最速でminiLEDを採用したiPad Proですが、結局miniLEDが「主役」になることはありませんでした。
 恐らくAppleは、当初から「あくまで次世代はOLED」と考えていたのでしょう。

 その中でも、Pro Display XDR、iPad Pro12.9インチ、MacBook ProにminiLEDを採用してきたというとは、ある程度の大画面はminiLED、小型はOLEDという棲み分けを間に挟み、「全面OLED化」までの時間稼ぎをしている…ということなのだと考えています。

 

 そんな中…。
 数年先までの予定についての予想記事が来ています。

 

OLED化、遅れそうです!

 記事によると、

まもなく発表される見通しの新型iPad Proと新型iPad Airを含めた今後数年先までのiPadおよびiPhoneの開発計画に、市場調査会社Omdiaが言及している

ということです。

 

 この中のiPad関連に関しては、ディスプレイの種類に関して言及しています。
 「miniLED」に関しては、今回のiPad ProのOLED化によって搭載終了とのこと…。つまり、今後の「iPad Air」「iPad mini」に関しては、miniLEDを挟むことなく一気にOLEDまで進むということになります。

 そして気になるのがそのOLED化の時期。
 これまでは「Air→2026年、mini→2027年」とされていたその時期が、両機種とも「2028年」とこの記事では言及されています。

 

 Appleのこの手の「後ろ倒し」はよくあることですが、このディスプレイに関しては本当にずるずると計画が遅れていっている印象しかありません。

 そして、今後OLED化まで「4年」あるAirとminiに関しては、下手をすると「2回」のモデルチェンジを挟むことになるわけです。「液晶のままリフレッシュレートを上げる…」という戦術で来るのでしょうが、それにしても「遅々としている」と感じてしまいます。

 

 本ブログで度々言及していますが、
「ディスプレイ技術って難しい…」
と感じてしまいますね。

 ただ、素人ユーザー目線で言えば、
「テレビ界ではOLEDが主流になっているのに、なんでこんなに混沌としているの?」
「これじゃ、次世代MicroLEDなんていつ実現できるか分からないよね…」
とテンションが下がってしまうのも事実です。

「MacFan」がついに隔月刊に…〜そして「Mac Fan Portal」のデビュー 紙文化がどんどん廃れていく…〜

「MacFan」がついに隔月刊に…

 5〜6年前までは「MacFan」を購入して情報収集に努めていたものです。

 しかし、いつの間にか全く購入することが無くなりました。

 かといって、Apple製品について興味を失ったわけでもなく、知識が失われているわけでもありません。いつの間にか、情報の殆どをネットから仕入れることになっていたわけです。

 

 世の中、実機ではWindowsPCで溢れているのですが、どういうわけかネット上ではMacおよびApple製品の情報に溢れています。
 新製品の噂やレビュー情報も新鮮なものが豊富にあるため、わざわざ雑誌を見なくても事足りるのです。というか、むしろ、

「発売後かなり経過した情報をわざわざお金を支払って購入する意味が無くなった」

ということ。

 ネット上の方が、新鮮で多岐にわたる情報を得やすくなってしまったのです。

 

 そして…。
 ついにあの月刊誌が隔月刊へと転落してしまうようです。

 

「Mac Fan Portal」のデビュー 紙文化がどんどん廃れていく…

 記事によると、

マイナビ出版が、Mac Fanの新しいWebメディアとして、2024年5月29日に「Mac Fan Portal」を創刊すると発表した。また、長らく月刊誌として発行してきた雑誌「Mac Fan」は、2024年5月・6月合併号(2024年3月29日発売)を区切りとして、以降、刊行ペースを隔月刊へと移行することも発表した

ということです。

 

 紙媒体を隔月刊とし、かつWebを活用した情報発信に切り替える…ということですね。

 まあ、仕方ないでしょう。
 MacFanは現状様々な書籍サブスクでも読むことができますし、そもそも迅速に情報をゲットしたいユーザーにとって、旬を過ぎた情報はすでに情報では無くなってしまっている可能性か大きいのですから…。

 そのうち、隔月刊も持続するのが難しくなるでしょうね。

 

 そして、恐らく情報発信の中心はWeb媒介の「Mac Fan Portal」に移っていくのでしょうが、こちらもなかなか厳しいと思います。

 

 正直、Apple製品に関してはYouTubeでの情報で十二分です。
 それも、かなり深掘りしてくれるサイトが数多くありますし、映像でそれを確認できるのは大きい。

 また、欲しい情報をそれぞれのチャンネルが競い合うようにして迅速に提供してくれるため、何か一つの情報元に頼ろう…という選択肢がそもそも必要ないわけです。

 

 こちらも廃れている「カメラ雑誌」に関しては、「画像」という見える形の情報を雑誌でじっくりチェックする…ということは有意義だと考えます。
 しかし、Apple製品の情報は、そこにこだわる必要は全く無いわけです。

 さて、「Mac Fan」の文化はいつまで継続させることができるでしょうか?
 個人的には、なかなかよいイメージがもてないのが実情です。

 

 残念ではありますが…。

AppleのMシリーズチップ「Extreme」は、Apple Car用に設計されていた?〜奇想天外な話ではありますが…〜

AppleのMシリーズチップ「Extreme」は、Apple Car用に設計されていた?

 先日、「Apple Car」の頓挫について報じられました。

 

 「Apple Vision Pro」よりも格段に上のスケールの話ですので、「やっぱりな…」という思いの反面、「残念…」という気持ちもあります。でもまあ、冷静に考えれば、いくらAppleでもそこまでは無理でしょ?…ということです。

 そんな中…。
 これまでMac用と噂されてきたMチップ「Extreme」が、Apple Car用に研究されていたのでは?…という興味深い記事が来ています。

 ホント?


 

さすがに話が飛びすぎでは?

 記事によると、

Appleは、Apple Carに搭載することを目的に、M2 Ultraを4つ統合したカスタムチップを開発していた模様

ということです。

 

 これまでのExtremeチップの情報を見聞きしている方であれば、「?」と思うはず。
 だって、あくまでもExtremeチップは「最強Mac」のためにある…と考えられてきたからです。

 そもそも「M1 Max」を2個結合させたものとして「M1 Ultra」が誕生し、同様に「M1 Ultra」を2個結合(M1 Maxを4個結合)したものが「M1 Extreme」と考えられていました。

 しかし、M1・M2シリーズともに「Ultra」の2個結合が最強チップとなっており、特にGPUの部分に置いてはWindows機には適わない…というのが「AppleSilicon Mac」の評価だったわけです。

 

 この「Extremeチップ」が登場しない原因として、

「発熱問題を抑えきれない」

ということが以前から言われていました。

 「Ultraチップ」に関しても、Mac Studio無いの大きな冷却ファンを使用するのが前提です。2倍のチップとなると、相当に冷却には気を遣わなくてはなりませんが、単純に「2倍」で片付けられないほどの問題が生じていた可能性もありますね。

 

 しかし!
 今回の記事の内容が本当だとすれば、

「そもそもExtremeチップはMac用ではなかった?」

という疑問が生じます。

 

 でもどうでしょうかね?
 「Apple Car用」といっても、計画中止前の段階でさえ、実際にApple Carが登場するのは相当先の話であったわけで、それを「Mac用」と混同されるような時期に、混同されるような性能で語られること自体に大きな違和感を感じます。

 

 個人的には、やはり、
「ExtremeはあくまでもMac用。単純に熱問題で発売が遅れている…」
と考えたくなります。

 

 本来であれば、現行Mac Proの巨大な筐体には、「M2 Ultra」ではなくて、「M2 Extreme」が乗るはずだったのでは?
 そうでなければ、Mac Studioと同等の性能のチップをあの巨体に載せる意味自体が無いわけですので…。

 

 今回の記事では、「M3 Extreme」の登場の可能性にも言及しています。
 出るとすればもちろん「Mac Pro専用」となるのでしょうが、昨年の「M2 Extreme頓挫」の記事以降、Extremeの噂がぱったりと無くなっていたことを考えると、個人的には2024年中のExtreme登場は無いのでは?…と考えます。

M3搭載MacBook Air「256GB」は安心して購入できるモデルに復帰!〜NANDフラッシュメモリチップを2枚搭載で〜

M3搭載MacBook Air「256GB」は安心して購入できるモデルに復帰!

 M3搭載MacBook Airが発売され、これまでのモデルとの比較検証が行われています。
 順当なチップ性能進化、外部ディスプレイ2台出力等、魅力的な性能・機能アップが施されているようで、安心のモデルチェンジとなっているようです。

 

 そして…。
 M2搭載のMacBook Airで物議を醸したのが、「256GB」モデルの性能低下問題です。
 内容としては、256GBモデルだけ、
「NANDフラッシュメモリチップを1つしか搭載せず、パフォーマンスの低下を招いていた」
ということ。

 M1の256GBモデルは128GGBチップ2枚搭載ということで、SSDスピードは大容量モデルと変わりなかったことから、M2登場時は相当叩かれましたね。

 

 そして…。
 M3の256GBモデルは…。

 安心できるようです!

NANDフラッシュメモリチップを2枚搭載で…

 記事によると、

Brandon ButchやMax TechなどMacBook Air (13/15インチ, M3, 2024)の256GBモデルを受け取ったユーザーによると、新しいAirの256GBモデルではM2 Airでは1チップ構成だったNANDチップが128GBの2チップ構成になり、Blackmagic Disk Speed TestでのシーケンシャルRead値がM2チップを搭載したAirより50%~60%程度上昇し、M1 Airと同等のスコアに戻っている

ということです。

 

 以下がその結果。

 

 SSDの書き込み・読み込みともに大幅に速度がアップしているのが分かります。

 まあ、実際の使用場面で、このSSDスピードの差を実感できるのか?…というと甚だ怪しくはありますが、やはり基本スペックが充実していることにおいてはマイナスではありません。
 問題は、「256GBモデルだけ性能が低い」ということであり、それをAppleが明言しないままに販売していることがユーザーをだましている…と捉えられてもおかしくはない由々しき事態だということです。

 

 Apple側はこれまで正当性を主張していたようですが、今回改善してきたということは、さすがにユーザーの声を無視するわけにはいかなかった…ということになるのでしょう。

 

 ただし…。
 上記のグラフでも分かるように、「読み込み時」に比べて「書き込み時」の速度がどうも芳しくないときもあるようです。要注意ですね。

 記事では、
「512GBモデルの方がより安心」
とまとめています。

 

 「256GB」というモデル自体が、かなり使用方法を制限するモデルであることは事実だと考えますので、予算が許すのであれば「512GB」が吉かな?

M3搭載MacBook Air、やはりサーマルスロットリングが発生!〜M3MacBook Proより33%性能低下〜

M3搭載MacBook Air、やはりサーマルスロットリングが発生!

 M3搭載MacBook Airが発売され、様々な本格的レビューが届けられ始めています。

 総じて見れば、

・M2から順当な進化を遂げている
・M2からの買い換えは必要ないが、M1からの効果は感じられる
・クラムシェルモードにした際の外部ディスプレイ2台出力は魅力的

といったところでしょうか?

 

 そして、「ファンレス」のAirに関しては、どうしてもピーク胴差しのサーマルスロットリングが気になるわけですが、やはりM3でも発生してしまうようです。

 まあ、そりゃそうでしょうけど…。

 

M3MacBook Proより33%性能低下

 記事によると、

同じM3を搭載しながら、M3搭載MacBook Airは冷却ファンを採用していないことで、3D Mark Wild Life Extremeストレステストを実行するとサーマルスロットリングが発生、M3搭載MacBook Proに対し33%の性能低下が認められたと、YouTubeチャンネル「Max Tech」が報告している

ということです。

 

 結果として、

M3搭載MacBook Airで3D Mark Wild Life Extremeストレステストを実行したところ、M3のCPU温度は114度、GPU温度は102.9度に達した

ということで、M3搭載MacBook Proに対して大きく性能を落としてしまう結果になったようで…。

 

 省電力を謳うApple Siliconにおいてもやはり熱問題はついて回り、冷却ファンの有無はそのピーク性能に大きく影響する…ということは周知の事実。

 高負荷で使用するにあたっては、どう考えてもファンレスのAirは非常に不利であり、ファンありのPro、そして大型ファンが付いているMac Studioは更なる優位性を保っていることは明白です。

 私のM1Mac Studioなんかも、かなりいじめる使用を行っても冷却ファンはほぼ微動だにしないほどの安定性を誇ります。音も殆ど聞こえないですし、真夏のクーラー無し部屋での使用でもこの状況が変わらないのには本当に感心しているところです。

 

 まあ、MacBook Proの小型冷却ファンではMac Studio並の動作はできないでしょうが、それでも性能を落とさないほどに動作させることには大きく貢献することになるでしょう。

 

 記事では、

3D Mark Wild Life Extremeストレステストでは高い負荷をかけるため、今回認められたようなサーマルスロットリングによる性能低下は、一般的な使用環境では生じにくいと予想される

とまとめており、真っ当な意見であることは確かなのですが、やはり持っている最大限の性能が発揮できないことが最初から分かっているのは気になる部分です。

 

 加えて、MacBook ProはminiLEDディスプレイを備え、スピーカーの音質も良好。端子も充実しているというメリットも多く抱えています。

 筐体の形状が同じくなった今、もしそれらの装備上の事柄に加え、ピーク性能に関する懸念払拭を優先するのであれば、多少のコストをかけることでMacBook Proを考える方が健康的と言えるかもしれません。

 もちろん、予算が許せば…ということにはなりますが。

米国で売れたMacは90%がMacBook系〜やっぱり皆さんラップトップなんですね。 でもなあ…〜

米国で売れたMacは90%がMacBook系

 先日、いきなりM3搭載MacBook Airが登場して世界中に驚きを与えることになりましたね。3月上旬という登場時期にも驚きました。

 すぐさまiPad Proが続かなかったのがやや不思議。整合性に欠けるようにも思えるのは私だけでしょうか?

 

 そんな中…。
 2023年の米国でどのMacが売れたのか?…ということをまとめた記事が来ています。

 90%がMacBook系なんですね…

 

やっぱり皆さんラップトップなんですね。 でもなあ…

 記事によると、

2023年の米国において、AppleのMacの中で最も販売台数が多かったのは2022年と同様にMacBook Proで、Mac全体の51%を占めていたことが調査会社CIRPのデータで明らかとなった

ということです。

 

 以下がその結果。

 

 なんと、全体の「90%」がMacBook系…という衝撃的な結果です。

 まあ当然ながら、Macの大黒柱は「MacBook Pro」、次いで「MacBook Air」ということは承知しています。ただ、もう少しデスクトップ機がやれていたような…。

 

 と記事を読み進めると、

2022年のCIRPのデータによると、Appleのパソコン事業の主要デバイスはMacBookで、MacBook AirとMacBook Proが同社のMac販売台数の約75%を占める一方、デスクトップモデルはわずか25%

という記述に気付きます。

 

 つまり、2022年においては、ラップトップ機とですとトップ機の比率が「3:1」であった…ということなのです。

 これがたった1年で「9:1」…。

 

 まあ、確かにデスクトップ機に魅力的な新型が登場しなかった…ということは言えるかもしれません。加えて、「M3系」のチップを搭載して2023年に登場したのは「MacBook Pro」のみと、初物買いという観点から見てもデスクトップが非常に不利だったとは言えるでしょう。

 しかし…。
 それにしても「9:1」です。

 

 個人的にはメイン機として「M1搭載Mac Studio」を使用しており、すこぶる快適です。
 もちろん、使用するスタイルとして、どうしても頻繁にMacを外に持ち出す必要がある方であれば必然的にラップトップ機になるのでしょうが、「9割」がそうだとはどうしても思えません。

 書斎メインで使うのであれば、冷却機能が優秀であり、一度ディスプレイを購入してしまえばその後は割安に買い換えができるデスクトップMacを購入する…という考え方は十分にありだと思うのです。

 

 「Mac=MacBook系」というイメージがそうさせるのか?

 文化的に米国ではラップトップが強いのか?

 「デスクトップ機」というと、どうしてもグラボを詰んだWindows機ということになるのか?

 

 その理由が知りたいとともに、日本の市場での動向にも注目してみたい…と強く感じました。

Appleが「M3搭載MacBook Airの外部ディスプレイ2台使い」について仕様公開

「M3搭載MacBook Airの外部ディスプレイ2台使い」について仕様公開

 M3搭載MacBook Airが発売され、話題になっています。

 特に、Airで初めて「外部ディスプレイ2台接続」が可能になったことは大きいですね。

 まあ、当初から「Airはクラムシェルモード限定」ということで、グラフィックが弱いAirならではの制約がある…ということは分かっていたのですが、この度Appleがその仕様について明らかにしました。

 やはり慎重に利用することが必須のようです。

 

仕様を超えての利用もできそうです

 記事によると、

Appleは現地時間2024年03月08日より、昨年10月に発表したApple M3チップ搭載の「MacBook Air (13/15インチ, M3, 2024)」の販売を開始したが、このMacBook Airで導入されたMacBook Airのディスプレイ閉じた状態での2台目の外部ディスプレイ接続の仕様をAppleが公開している

ということです。

 

 その内容としては、

MacBook Air (13/15インチ, M3, 2024)に2台の外部ディスプレイを接続するには外付けキーボードとマウスまたはトラックパッド、macOS Sonoma 14.3以降のmacOS、そしてUSB-C経由でディスプレイ電源またはUSB-C – MagSafeケーブルと電源アダプタが必要

ということ。

 

 接続方法についての詳しい説明も以下のように示されています。

 

 Airに関しては、「電源」がやはり重要なようですが、「外部ディスプレイから電力供給を受ける場合にはMac本体用の電源アダプタは必要ない」ということです。

 でしたら、当然外部電源出力が可能なディスプレイを購入してAirを接続するのが吉ですね。トラブルを避ける目的であれば、やはり純正の「Studio Display」がいいのかも…。高すぎですが…。

 

 また、気になる記述も…。
 なんでも、ディスプレイを2台接続している状態でAir本体のディスプレイを開けると、「プライマリディスプレイ」と「セカンダリディスプレイ」との接続が解除され、リセットするためには再接続が必要になる…とのこと。

 ディスプレイの優劣を決めて使用する際にはうっかりAirのクラムシェルモードを解除しないようにしないといけないようですね。

 

 最後に…。
 YouTubeの「Appleが大好きなんだよ」さんが、ハブを利用した「並列分岐出力」が可能か?…という検証をしており、なんと「OK」ということでした。

 

 Apple公式の見解からすると「できない」とも思われることが可能だということが分かる貴重な検証動画です。

 Appleの公式見解は、無用なトラブルを避けるために厳しめに提示されている可能性が高いですね。
 もちろん自己責任ではありますが、購入なさる方は「どこまでできるのか」について実験してみるのも楽しいかもしれません。

新型iPad Proが今週発売の噂!〜MacBook Airからの2週連続がある?〜

新型iPad Proが今週発売の噂!

 M3搭載MacBook Airが先週いきなり発表→発売となりました。3月上旬という時期からしても、発表後まもなく発売…という流れにしても異例づくしの登場という印象です。

 そして、案の定、「Airにして2画面の外付けディスプレイに対応」というポイントが話題を呼んでいます。

 

 制限はあるようですが(後日記事にします)、とりあえずAppleが公式に「2画面対応」を謳ったことは「事件」と言えるでしょうね。この部分がネックでAirに手を出せなかった…というユーザーもいるでしょうから。

 

 そして…。
 以前は「Airと同時発表か?」とも言われていた「M3搭載iPad Pro」「12.9インチを含むiPad Air」が取り残させている格好です。

 これまでは「3月下旬発表」という説が有力視されていましたが、ここに来て「今週中にも…」という声が上がってきました。

 Airに続き、2週連続となるのか?

 

価格高騰の噂再び!

 記事によると、

新型iPad Proは、新型iPad Airとともに早ければ今週月曜日深夜に発表される可能性がある

ということです。

 

 以前の情報で、米国内のApple Store実店舗内で「改装が行われる」ということに言及されていたことから、Airに続いて今週も…ということが根拠のようです。 

 

 果たしてこの「店内改装」が、すでに発売された「MacBook Air + 春のアクセサリ」のことを言っているのか、それともそれ以降のiPadのことなのかははっきりしないのが残念なところですが、このような書き方をするということは、「大規模な店内改装」はまだ行われていない…ということになるのでしょうか?

 ただ記事内では、iPad関連におけるオンラインストアでの配送予定遅延は発生していない…としています。MacBook Airではいつものごとく登場前の遅延が起こっていたようですので、やはりiPad Proは3月下旬まで待たなくてはいけない…という可能性もありそう。

 さて、どうなるか?

 

 そして、それ以上に心配な内容も…。

 そう、「価格」です。

 先日は、
「OLEDになっても、思ったよりも価格が上がらないかも…」
という記事をご紹介しました。

 

 私なんかはこれで随分ほっとしていたのですが、今回の記事には、

最新情報では、新型iPad Pro用OLEDディスプレイの卸価格は、11インチモデル向けが290ドル(約43,500円)、13インチモデル向けが390ドル(約58,500円)になる見通しで、以前よりも予想価格が高くなっている

と書かれていますね。

 

 マズイ…。
 OLEDディスプレイだけで6万円近いということは、どう考えても価格が「20万円」を超えるのでは?

 日本では、「256GB/税込み20万円」というのが絶対的な精神的ボーダーとなるような気がします。

 できればこれよりも低く設定していただくことで、同時発表が予想される「Apple Pencil3」にも触手が伸びようというもの…。

M3搭載新型MacBook Airは新機軸のエントリー機〜M1、そして流線型よ さらば!〜

M3搭載新型MacBook Airは新機軸のエントリー機

 M3搭載MacBook Airが、本当にいきなり発表されました。

 そして、即予約開始3/8に発売…と、その流れの速さについて行けないほど…。

 

 「3月初旬」でのMac発表というのはかなり異例ですが、昨年も1月終盤にM2 Pro/Max搭載のMacBook Proが発売されていました…。
 Apple Silicon搭載になり、発売時期も自由自在に操ることができるようになった…という見方と、チップ更新に追われている…という両方の見方ができるかもしれませんね。

 

 さて…。
 もうすでに「M3 Pro/Max」搭載のMacBook Proが登場していることから、「M3」と聴いても驚きはないのですが、「Air」に搭載されたことの意義、M1がディスコンになること、Appleからの隠されたメッセージ等を考えていくと、今回のM3搭載新型MacBook Airは「新機軸のエントリー機」と言えるのかもしれません。

M3搭載新型MacBook Airは新機軸のエントリー機〜M1、そして流線型よ さらば!〜

#MacBookAir #M3 #Apple

https://www.oyazi.site/entry/2024/03/06/070000

 

M1、そして流線型よ さらば!

 さて、早速monographの掘口さんが分かりやすい解説動画を出してくれていますね。

 

 この動画内にもありますが、M2AirとM3Airの比較で最も驚いたのは、「2台の外部ディスプレイに対応」となったことです。

 

 もちろん、チップ能力の向上や新Wi-Fiへの対応もありますが、複数ディスプレイへの対応は、Airの性質そのものを変える大きな変化だと言えるでしょう。

 エントリー機であるAirは、グラフィック性能が貧弱であり、外部ディスプレイは1台のみ…というのがこれまでの通例でしたが、ついにこの壁をぶち破ったわけです。

 ディスプレイの拡張性を理由にM3搭載MacBookを避けていた方も、これで安心してAirに行ける…というものです。

 

 そして、不思議なのが、前年に登場しているM3搭載MacBook Proは外部ディスプレイ1台のみ…というのに対して、同じM3チップを搭載したAirがその上を行く…という下剋上ぶり。
 これって、何かしらの改良がなされた…ということなのでしょうか?

 

 まあ、「Pro」はminiLEDディスプレイと冷却ファン搭載というメリットがあり、Airの方が優れている…ということではありませんが、それにしても結構衝撃的な項目です。

 ただし…。
 以下の表記に注意!

 

 つまり、クラムシェルモードにしないと、外部ディスプレイ2台は接続できない…ということのようです。さすがに「制限付き」ということですね。

 

!!!

 ここまで書いたところで、以下のような記事を見かけました。

 

 なんと、14Proもアップデートで対応か?
 Apple、やるもんです!

 

 

 さらに…。
 今回のM3Air登場で、Apple Siliconの性能ぶりを世に知らしめる存在となっていた「M1搭載機」が全てディスコンになることが決定しました。

 これまでM1Airに関しては、
「性能十分。価格は安い。コスパで考えたら最高!」
という評価でしたが、さすがに世代交代です。

 歴史を変えたM1搭載のMacが無くなる…と考えると感慨深いものがありますね

 

 そして…。
 同時に、「Air」の象徴であった「流線型」のボディー形状ともお別れです。

 これは非常に残念。

 ジョブズが紙封筒の中から取りだしたAir。
 あの名シーンが心に刻み込まれている方も多いでしょう。

 このまま無くなってしまうのは惜しい!
 いつか、何らかの小型・薄型Macと同時に再臨してもらいたいものです。

 

 さて、後はiPad Proでしょうか?

 こちらはおとなしく3月下旬の発表となるんでしょうか?

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